『人生やらなくていいリスト』レビュー|自分の強みや進む方向に迷う人へ
この本をひとことで言うと
人生やらなくていいリスト
四角大輔 著
この本は
何でもできる人を目指すのではなく
苦手なことを手放して
自分の得意なことや
自然に惹かれることに力を注いでいこう
ということが書かれた本です
自分の強みや進む方向がわからない人が
「足りないものを埋めるより
自分が自然に惹かれるものを探してみよう」
と考えるきっかけになる本でした
特に
社会人として働き始めて数年たった人や
フリーランスとして仕事を始めて数年たった人には
参考になる内容だと思います
著者の四角大輔さんは
レコード会社に15年間勤務し
後半の約10年間は
音楽プロデューサーとして活動していました
その間に
数々のヒット作品を手がける一方で
ニュージーランドへの移住準備も進め
退職後にその夢を実現しています
この本では
そんな著者自身の半生を振り返りながら
何を手放し、何を大切にしてきたのかが
まとめられています
そのため
単に「苦手なことはやらなくていい」
という話ではなく
- 自分の強みは何か
- 何を優先して時間を使うか
- 自分をどうプロデュースするか
- 信頼できる人とどう仕事をするか
といったことを
著者自身の経験を通して考えられる本です
考え方だけを書いた本ではなく
「こういうふうに選んできたから
今につながっている」
というひとつの実例として読める本だと思います
また
大きな仕事は一人だけでは形にできないことや
信頼できる仲間と仕事をする大切さについても
触れられています
自分に足りないものを
すべて身につけようとするのではなく
得意なことを活かしながら
お互いに補い合って仕事をする
そうした働き方も
この本の重要なテーマのひとつだと感じました
独立前の自分に刺さった本だった
僕は17年間
アニメ背景の仕事をしてきました
この本を初めて読んだのは
その仕事を辞めて
イラストレーターとして独立しようと
考えていた頃です
当時は
自分にははっきりした強みがあるように思えず
これから何を描いていきたいのか
どんな人たちと関わっていきたいのかも
明確ではありませんでした
絵は描けるけれど
それをどう仕事につなげればいいのかがわからない
自分を売り込んでくれる誰かがいたら上手くいくのに
と思っていた時に読んだ本です
今すぐ強みが見つからなくてもいいと思えた
そんな自分も
この本を読んでからは
今すぐ答えが出ていなくてもいいのだ
と思えるようになりました
- まだ見つかっていないなら
まだやっていないことを試してみればいい - その中から自分の得意なことや
自然と熱量が出ることを探していけばいい
そう考えられるようになりました
興味のあることを少しずつ試すようになった
実際、この本を読んでからは
自分の興味があることをメモしたり
気になったことを
少しずつ行動に移したりするようになりました
こうして
「自分には何が向いているんだろう」と
答えを考え続けるよりも
実際に試しながら、自分の中の熱量を探していこう
と思えるようになりました
また
この本は「本当の自分に戻る」ことの大切さも
感じさせてくれました
無理に何者かになろうとするのではなく
自分が自然に惹かれるものや
違和感なく続けられるものを見つめ直す
そのうえで
自分に合う働き方や生き方を選んでいく
そんな方向に意識を向けたい人には合う本だと思います
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』との違い
個人的には
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』が
問題集だとすると
この本は回答例のような本だと感じました
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』が
課題をこなしながら自分の内側を掘る本に対して
この本は著者自身が
どう考え、どう選んできたのかを題材にして
説明している本だからです
自己理解やセルフプロデュースに興味はあるけど
抽象的な話だけではつかみにくい人にも
読みやすい本だと思います
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』
については
本の中の課題を実際に試した感想もまとめています
→ 『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』
の課題を実際に試した感想
こんな人におすすめ
この本は
仕事を始めてしばらくたち
自分の得意・不得意が見えてきた人や
これからの方向や働き方を
考え直したい人におすすめです
絵を仕事にしたい人であれば
イラストレーターや漫画家として
自分の強みをどう活かせばいいのか
悩んでいる人にも参考になると思います
- 何を軸に進めばいいかわからない人
- 自分の得意なことを
どう仕事につなげればいいかに悩んでいる人 - 自己理解やセルフプロデュースに関心がある人
- 自分一人ですべてできるようになろうとしている人
逆に
すでにやるべきことが明確な人や
すぐ結果につながる具体的な手順だけを
求めている人には
合わないかもしれません
まとめ
『人生やらなくていいリスト』は
強みがわからずに立ち止まっている時に
分かってはいたけど
やっぱりそうか~と思わせてくれた本でした
僕にとっては
足りないものを埋めることより
まず自分の中にある興味や熱量を
見つけて深堀することの方が大事だ
と思わせてくれた一冊です
自分の強みがまだわからない人や
何を軸に進めばいいか迷っている人は
読んでみてください
人生やらなくていいリスト
四角大輔 著
【あわせて読みたい】
自分の強みだけでなく
自分が何を描きたいのか
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写真の本をきっかけに
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難易度と読む順番つきで見る