30分でできる絵の基礎練習まとめ|目的別の選び方と続ける工夫
絵の基礎練習をしたいけれど
何をすればいいのか分からない
長い時間の練習は続けにくい
この記事は、そんな人が
15〜30分でできる基礎練習を
目的に合わせて選ぶための記事です
僕が実際に試してきた練習を
目的別に分けてまとめています
最初から
全部読む必要はありません
どんな練習があるか見たい場合は
30分でできる基礎練習一覧
自分の苦手から選びたい場合は
どの練習を選べばいいか
続ける方法を知りたい場合は
練習を続けるための工夫
次の練習に移るタイミングを知りたい場合は
次の練習に移るタイミング
具体的なやり方を知りたい場合は
練習ごとのやり方と、やってわかったこと
から読んでみてください
僕は17年間
アニメ背景の仕事に携わってきましたが
基礎は知っているだけでは身につかず
短い時間でも実際に手を動かして
確かめることが大切だと感じています
僕自身
毎日練習しようとしても
なかなか続かなかったのですが
15〜30分で終わる形にして
練習内容を先に決めることで
週4〜5回の基礎練習を
3か月以上続けられるようになりました
30分でできる基礎練習一覧
ここでは
僕が実際に試した基礎練習を
- 単純化と形の整理
- 明暗と階調
- 色
- 人物と動き
の4つに分けています
多くの練習は
1回数分〜30分以内で試せます
自分の練習時間に合わせて
1回の時間や練習回数を
調整してみてください
気になるものがあれば
練習名から詳しいやり方へ進んでください
単純化と形の整理を鍛える練習
トリミングして画を選ぶ
複数の候補を作り
何を見せたいのかを考えながら
画面を1つ選びます
写真や実景から線を拾う
1マス:2〜3分程度
見えたものを全部描かず
どの線を残して
何を省くのかを考えます
線で描く(散歩スケッチ)
1マス:5〜10分程度
散歩中に気になった景色を
短い時間で線を使って描きます
YouTubeを使ったスケッチ
1マス:1分程度
動画の中から気になった場面を選び
短い時間で
画面全体の印象を捉えます
明暗と階調を鍛える練習
線とグレーで描く(散歩スケッチ)
1マス:5〜10分程度
線で捉えた形に
グレーで影や面の情報を加えます
「白」と「黒」の2色で描く
1マス:7分程度
白と黒だけを使って
情報を減らしながら
明暗の形を考えます
「白」「黒」「グレー」の3色で描く
1マス:7分30秒程度
3つの明度を使って
どこに中間の明るさを使うのかを考えます
「墨」「薄墨」「水筆」で描く
1マス:6分程度
墨の濃さやぼかしを使いながら
明暗の幅を考えます
「茶」「グレー」「白」の3色で描く
明度だけでなく
色の違いも使いながら
画面を整理します
「茶」「グレー」「黒」「白」の4色で描く
黒を追加して
暗部やコントラストの使い方を考えます
3→5階調に明度を増やす
少ない階調から始めて
必要な明度を少しずつ追加します
最小限の明度数を探す
1枚:15分程度
自分が表現したい画に
どの明度が必要なのかを考えます
色を鍛える練習
カラー3〜5色で描く→色数を増やす
最初の20分+追加10分
最初に使う色を絞り
色同士の関係を見ながら
必要な色を追加します
窓からの景色を描く
同じ場所を繰り返し描いて
時間帯や天候による
色や明るさの変化を見ます
人物と動きを鍛える練習
動画を使った人物クロッキー
1分・2分・5分
短時間で
姿勢や重心
体全体の流れを捉えます
電車スケッチ
実際の人物を観察して
姿勢やシルエット
仕草の印象を短時間で描きます
どれを選べばいいか迷う場合は
次の「どの練習を選べばいいか」で
自分の苦手から探してみてください
どの練習を選べばいいか
どの練習をすればいいか迷ったら
今うまくできないことや
気になっていることから
選んでみてください
見たものや画面を整理するのが苦手
- 見えたものを全部描こうとしてしまう
- どこを残して
どこを省けばいいのか分からない
という場合は
「写真や実景から線を拾う」
から試してみてください
少ない線で
何を残せば形が伝わるのかを考えます
画面のどこを切り取ればいいのか
何を見せればいいのか迷う場合は
「トリミングして画を選ぶ」
も向いています
明るい・暗いの整理が苦手
どこを明るくして
どこを暗くすればいいのか迷う場合は
まず
「白」と「黒」の2色で描く
から試してみてください
色の情報をなくして
明るい部分と暗い部分だけで
画面を考えられます
2色では単純すぎると感じたら
「白」「黒」「グレー」の3色で描く
へ進むと
中間の明るさを
どこに使うのかも考えられます
さらに階調を増やしたい場合は
「3→5階調に明度を増やす」
必要な明度を
自分で選ぶ練習をしたい場合は
「最小限の明度数を探す」
と段階的に試せます
色を選ぶのが苦手
- 色を増やすと
画面がまとまらなくなる - どの色を選べばいいのか
分からなくなる
という場合は
「カラー3〜5色で描く→色数を増やす」
から試してみてください
最初に使う色を絞ることで
一つひとつの色が
どんな役割を持っているのかを
考えやすくなります
実際の景色の色や明るさを
繰り返し観察したい場合は
「窓からの景色を描く」
も試せます
人物の姿勢や動きが硬くなる
人物を描くと
形を追うことに集中してしまい
姿勢や動きが
硬くなってしまう場合は
「動画を使った人物クロッキー」
から試してみてください
短い時間で
体全体の傾きや重心
大きな流れを見る練習ができます
実際の人物を観察しながら描きたい場合は
「電車スケッチ」
も選べます
そもそも
自分が何を鍛える必要があるのか
まだ分からない場合は
絵を描くために必要な知識の全体像を整理した記事
から確認すると
練習を選びやすくなると思います
それでも
どれから始めるか迷う場合は
まずどれから始めるか迷ったときの目安
も参考にしてみてください
練習を続けるための工夫
僕自身
毎日練習しようと思っても
なかなか続けられませんでした
振り返ってみると
- 何をどれだけやれば終わりなのか分からない
- 練習直前に「今日は何をするか」で迷う
- できた日と、できなかった日で一喜一憂する
といったことが
負担になっていたと思います
そこで
練習そのものを頑張るより
始めるまでの負担を減らす
ことを意識するようになりました
僕の場合は
- 15〜30分に区切る
- 事前に内容を決めておく
- タイマーを使う
- マスを先に用意する
という方法が
続ける助けになっています
15〜30分に区切る
いろいろ試した結果
僕の場合は
15〜20分くらいが
無理なく続けやすい時間でした
忙しい日は15分
余裕がある日は30分というように
先に終わる時間を決めて
取り組んでいます
1日の練習は長くやるよりも
少し物足りないくらいで終える方が
次の日も始めやすいです
また
あまり間を空けずに続ける方が
以前に描いたものとも
比べて振り返りがしやすいと感じました
続けやすい時間には
個人差があると思います
まずは実際に時間を計って
生活や集中力の負担にならない時間を
探してみてください
事前に内容を決めておく
練習を始める直前に
「今日は何をしよう」
と考え始めると
それだけで面倒に感じることがあります
そこで
- 参考にする写真
- 使う画材
- 描くモチーフ
- 描く回数
などは
できるだけ先に決めておきます
僕の場合は
1日分の参考写真とマスを用意して
練習を始めたら
次に何を描くか考えなくてもいい状態にしています

上図の右側のように
マスと参考写真まで
先に用意しておくと
あとは描き始めるだけになります
タイマーを使う
僕の場合
意外と効果があったのが
キッチンタイマーでした
練習を始めるのは面倒でも
タイマーのボタンを押すだけなら
それほど負担に感じません
僕は
深呼吸をする
↓
タイマーのボタンを押す
↓
描き始める
という流れを作ることで
練習に入りやすくなりました
タイマーは
時間を計るだけでなく
描き始めるきっかけとしても
使えると感じています
マスを先に用意する
白い紙に
いきなり描き始めると
今でも失敗したら嫌だなと
考えることがあります
でも
先にマスを描いておくと
すでに紙に線が入っているので
最初の一筆を入れる精神的な負担が
小さくなりました
僕の場合は
定規できれいに引くより
フリーハンドで
少しラフにマスを作った方が
気軽に描き始められます

マスを作っておくと
- 全部埋めたくなる
- 練習時間の目安になる
- 描いたものを並べて比較しやすい
という良さもありました
練習が長続きしないときは
気合いで続けようとするより
どうすれば始めやすくなるか
を考えてみるのも
一つの方法だと思います
次の練習に移るタイミング
同じ練習を
いつまで続ければいいのでしょうか
理解することと、描き方が手になじむこと
僕は練習を考えるとき
- 「理解すること」
- 「描き方が手になじむこと」
を分けて考えています
もちろん
絵の具やPhotoshopなどを使う場合は
画材や道具そのものに慣れることも必要です
内容を理解できていても
実際に描こうとすると迷ったり
手が追いつかなかったりすることがあります
反対に
何度か繰り返しているうちに
最初はいちいち考えていたことが
少しずつ迷わず描けるようになることもあります
同じ練習を何回か繰り返していると
理解が追いついてきたり
描き方が手になじんできたりして
練習中の状況も少しずつ変わっていきます
すると
「ここがうまくいかない」
「前回とは違って見える」
「こうした方がいいのでは?」
といった感想や疑問も変わってきます
僕は練習後に
そのとき感じたことを
数行程度メモするようにしています
「慣れる」と「飽きる」は違う
僕の場合は
一度、練習に飽きてしまって
「もう書くことがないな」
と思っても
そこで、すぐに次の練習へ移るわけではありません
同じ練習を繰り返して
描き方が手になじんでくると
最初よりも迷わず描けるようになります
すると
迷いが減ることで少し余裕が生まれ
別のことにも意識を向けられるようになり
新しい疑問や気づきが出てくることがあるからです
そのため
「慣れてきたから、もう終わり」
とは考えないようにしています
また
飽きてきたからといって
すぐに得るものがなくなったとも限りません
練習によって、続ける基準は違う
ただし
すべての練習を同じ基準で続ければいい
とも考えていません
僕自身
人物クロッキーに
半年ほどの期間、断続的に取り組んだことが
2回ほどあります
合計すると
練習回数は180回前後です
1回に10体ほど描いていたので
描いた人数では1,800体前後になります
途中で飽きてきたときは
描く大きさやペン先の太さを変えたり
ジェスチャードローイングの本を読んで
描き方を変えたりしながら続けました
それだけ続けても
僕の場合は
「目に見えて人物が上手くなった」
という実感はあまりありませんでした
参考までに下の図は
70回ほどの練習を続けたあと
3か月ほど練習を休み
再開したときのものです

3か月休んで再開したときのクロッキー
下の図は
その後80回ほど練習を続けたときのものです

さらに80回ほど人物クロッキーを続けたころのクロッキー
同じモデルやポーズを描いた比較ではないので
厳密な上達比較ではありませんが
当時の変化の一例として載せています
だからといって
人物クロッキーを長く続けることに
意味がないと考えているわけではありません
人物を描く練習としては
できれば長く続けた方がいいと思っています
それでも一度区切ったのは
他にも優先して練習したいことがあり
限られた時間をそちらに使いたかったからです
時間に余裕があれば
人物クロッキーもまた続けたいと思っています
一方で、数回試しただけでも
- 今までと違う見方ができるようになった
- 描くときに考えることが変わった
- 自分の苦手な部分に気づいた
という変化が起こる練習もあります
この経験から
次の練習に移るかどうかは
単純に「何回やったか」だけでは
決められないと考えています
たとえば
- 考え方や見方に変化があったか
- 繰り返すことで
さらに定着させたいことがあるか - 今の自分に
ほかに優先して練習したいことがあるか
といったことも含めて考えています
もちろん
その判断は人によって違うと思います
そのため僕は
練習回数だけを見るのではなく
この練習によって
自分の見方・考え方・描き方に
どんな変化が起きているか
を見るようにしています
長く続けても変化が分からない場合は
ただ回数を増やすだけでなく
練習方法を変えてみたり
今の自分にとっての優先順位を考えたりすることも
必要だと思っています
僕が次の練習に移る目安
僕の場合は
平日に練習するとして10回程度
2週間くらいは同じ練習を続けてみます
そのうえで
練習中に感じる疑問や違和感も
描いた結果も
振り返りのメモもほとんど変わらず
「これ以上続けても
ただ同じことを繰り返しているだけになっているな」
と感じたら
次の練習に移ることを考えます
結果として
同じ練習を続ける期間は
2〜3週間程度になることが多いです
ただし
これはあくまで僕の場合です
持っている知識によって
練習中に気づける情報の量や内容も変わります
同じ練習でも
人によって得られるものや
必要な回数は違います
そのため
「何日続けたら次へ進めばいい」
と一律には決められないと思っています
次の練習に移るタイミングに迷ったら
練習後に数行でもいいので
振り返りのメモを取ってみてください
以前のメモと比べることで
自分の理解や描き方に変化があるのか
それとも同じところを繰り返しているのか
判断しやすくなると思います
練習ごとのやり方と、やってわかったこと
ここからは
僕が実際に試した練習を
- この練習で身につけたいこと
- 練習の基本ルール
- 意識するポイント
- 実際にやって分かったこと
を中心にまとめています
気になる練習だけ
選んで試してみてください
練習によっては
やっている途中で試したことや
別の方法と比べて分かったことも
あわせて紹介しています
単純化と形の整理を鍛える練習
トリミングして画を選ぶ
この練習で身につけたいこと
自分で撮った写真をトリミングして
何を見せたいのか
そのためにどんな画面にするのかを
考える練習です
複数の候補を作って
何となく選ぶのではなく
理由を考えながら
1つに絞ります
練習の基本ルール
- 描くつもりで自分で撮った写真を使う
- 写真を何パターンかトリミングする
- 候補の中から1つを選ぶ
僕は映像を作る練習もしたいので
16:9にしていますが
比率自体に
特別な意味があるわけではありません

意識するポイント
まず
この写真で
何を見せたいのかを考えます
今回
写真を撮ったときに感じたのは
- 信号のまわりの形が面白い
- 空がきれい
という2つでした
これを見せるために
- 視線がどう動くか
- 画面の収まりはどうか
- 画面の隅に邪魔なものが入っていないか
などを見ながら
トリミングします
候補がいくつかできたら
それぞれを比べて
見せたいものが一番伝わる画面を選びます

上の図のように
「線を拾う」練習で使ったラインを参考に
視線の流れを考えることも役立ちました
空をきれいに見せたかったので
最終的には左の画面を選びました
実際にやって分かったこと
この練習をしてみて
配置や視線の動きは
見せたいものを見せるための
手段のひとつなのだと
理解しやすくなりました
また
トリミングすることだけでなく
複数の候補から
理由を考えて1つ選ぶことで
画面を選ぶときの基準も
少しずつ具体的になっていくと感じました
写真や実景から線を拾う
この練習で身につけたいこと
見えたものを
そのまま全部描くのではなく
形を伝えるために
どの線を残すのかを考える練習です
情報量を減らしながら
線の角度や長さ
粗密などを見て
何を残して
何を省くのかを考えます
練習の基本ルール
- 1マス:2〜3分くらい
- 10×10cmくらいで小さく描く
- 形を正確に描く必要はない
- まずは自分で撮った写真を使う
細部まで描き込まず
大きな形や
特徴的な輪郭から
線を拾っていきます

意識するポイント
線を増やす前に
その線が
形を伝えるために必要なのかを考えます
たとえば
- この斜めの線は必要か
- 平行な線だけでも伝わるか
- 線の長さはどのくらい必要か
- どこに線を集めるか
などを考えます
形を正確に写すことより
少ない線で
特徴を伝えられるかを意識します
実際にやって分かったこと
実際に何枚か描いてみると
形を取ることだけでなく
情報を減らす判断そのものが
練習になると感じました
また線だけに単純化すると
- 視線の流れ
- 画面の分割
- リズム
なども
見えやすくなりました
線のパターンを比べる
どの線を拾うか迷ったときは
思いつくパターンを
いくつか描いて比べてみます
たとえば
木の大きさを表すために
斜めの線を入れるのか
平行な線だけで十分なのか
斜めの線を使うなら
なぜ必要なのかというように
複数の案を比べながら
線を選びます

丸や楕円を使った省略と比べる
これまでは
丸や楕円を使って
形を省略することが多かったので
ラインを使った場合と
比べてみました

描いているときは
気づかなかったのですが
並べて比べてみると
ラインで描いた方が
視線の流れを考えるときには
分かりやすいと感じました
実景でも試してみる
写真だけでなく
実際に歩きながら
気になった景色から
線を拾うこともできます

実景でも試したことで
景色をそのまま見るだけでなく
どんな線で単純化できるのかを
考えながら見るようになりました
また
短い時間でもできるので
散歩中や
ちょっとした空き時間にも
試しやすい練習だと感じました
線で描く(散歩スケッチ)
この練習で身につけたいこと
散歩中に気になった景色を
短い時間で線を使って描く練習です
身近な景色を見ながら
気になったものを
その場で描いていきます
練習の基本ルール
- スケッチ前に一辺10センチ程度のマスを用意する
- 1マス:5〜10分程度で描く
- 散歩中に気になった景色を描く

意識するポイント
上手く描くことだけでなく
散歩しながら
自分が少しでも興味を持った景色を
次々に描いていきます
実際にやって分かったこと
何枚か続けて描いていると
同じような絵ばかり
並ばないようにしたくなり
いつもとは違う位置から見たり
普段は描かないものを探したりするようになりました
その結果
いつもの散歩でも
違う視点から景色を見ることが
増えたように感じます
また
スケッチを見返すことで
配置や明暗、モチーフなど
自分が今、何に興味を持っているのかを
知るきっかけにもなりました

描く範囲を決めてみる
1メートルくらいの範囲から出ずに
そこから見えるものだけを探して
何コマか描いてみることも
試してみました
移動範囲を限定すると
普段なら描かないようなものにも
目が向いて面白かったです
コマの大きさを変えてみる
さらに
漫画のように
コマの大きさを変えて描いてみると
画面に変化をつけたり
描いた順番を見せたりすることも
できそうだと感じました
YouTubeを使ったスケッチ
この練習で身につけたいこと
YouTubeの街歩き動画などを使って
描きたいと思った風景を
短時間で捉える練習です
細かく描き込むのではなく
その画面のどこに惹かれたのか
何を残せば印象が伝わるのかを考えます
練習の基本ルール
- 街歩きや旅などの動画を使う
- 描きたいと思った画面で一時停止する
- 1枚1分で描く
時間をかけてしっかり描いたり
線だけ
白・グレー・黒の3色
カラーなど
目的に合わせて描き方を変えることもできます
僕の場合は
気軽に続けられる練習として
1分で描き切る方法にしました
下図は
YouTubeを使った練習ではなく
実際に電車が駅に停車している間に描いたものですが
1分で描くときの目安として載せています

意識するポイント
1分しかないので
細かい部分まで
正確に描こうとせず
その画面で気になった
- 大きな形
- 明暗
- 配置
- 印象的な部分
などから優先して描きます
実際にやって分かったこと
最初は2分でも試してみましたが
時間があると
しっかり描こうとしすぎてしまいました
僕の場合は1分くらいの方が
気軽に始められて
細かい部分より
画面全体の印象を見る練習として
使いやすいと感じました
YouTube映像を使うときの注意点
YouTubeの映像は
スマホやGoProなど
広角気味のレンズで
撮影されていることがあります
その場合
肉眼で見た印象より
奥行き方向が長く見えることがあります
映像を参考にするときは
奥行きが強調されている可能性も
意識しておいた方がよいと思います
ストリートビューでも
同じような注意が必要です
詳しくは
ストリートビューを見て描くときの注意点で
実例を使って紹介しています
練習に使った動画
僕は街歩きや山歩きなどの動画を
練習に使いました
ぼなぺTV Bonapetv
イタリアの街歩き動画などがあり
風景スケッチの練習に使いました
Kraig Adams
海外の山歩き動画が多く
描いてみたいと思う風景を
探しやすいと感じました
Kraig Adamsは
Filmmakerとして活動していて
描きたくなるような景色だけでなく
画面の切り取り方も印象的なので
スケッチの題材を探しやすいと思います
街歩きだけでなく
旅番組やドライブ動画なども
練習に使えます
自分が描いてみたいと思う映像から
気軽に試してみてください
明暗と階調を鍛える練習
線とグレーで描く(散歩スケッチ)
この練習で身につけたいこと
線で描いたスケッチに
グレーを加えて
輪郭だけでなく
影や面の情報も加えて描く練習です
練習の基本ルール
- 散歩中や室内で気になったものを描く
- 1マス:5〜10分程度で描く
- ボールペンで輪郭線を描く
- マーカーや筆ペンでグレーを加える


意識するポイント
すべてをグレーで塗るのではなく
どこにグレーを入れると
形や明暗が伝わりやすくなるのかを考えます
線だけで描いた状態から
影や面の情報を
どこまで追加するのかを考えながら描きます
実際にやって分かったこと
この練習だけをしていたときには
気づかなかったのですが
このあと
「白」と「黒」の2色で描く練習や
「白」「黒」「グレー」の3色で描く練習と
比べてみると
輪郭線がある場合と、ない場合では
考え方がかなり違うことに気づきました
輪郭線がある場合は
まず線で形を捉えて
そこへ影や質感、固有色を
描き足している感覚で
特に明暗で構成することを意識していませんでした
一方
輪郭線を使わず
白や黒などの明暗だけで描く場合は
どこを明るくして
どこを暗くするのか
明暗の形そのものを
考える必要があります
同じモチーフを単純化して描いていても
輪郭線を使うかどうかで
自分が見ているものや
考えていることが違うのだと分かりました
「白」と「黒」の2色で描く
この練習で身につけたいこと
とにかく情報量を減らして
白と黒の形をデザインする練習です
色も中間色も使わず
どこを黒にするか
どこを白として残すかを考えます
練習の基本ルール
- 1枚7分
- 9×5cm
- 筆ペン/デジタル
1枚描いてみて
かかった時間をもとに
1枚7分と決めました


意識するポイント
色や中間色を使えないので
見えた明暗をそのまま細かく追うのではなく
どこを黒にして
どこを白として残すかを意識します
実際にやって分かったこと
最初は白と黒だけでは
極端すぎるように感じました
でも実際に描いてみると
必要以上に難しく考えていたことに気づき
これだけでも十分だと感じました
「白」「黒」「グレー」の3色で描く
この練習で身につけたいこと
白と黒にグレーを加えて
3階調で明暗のパターンを考える練習です
練習の基本ルール
- 1枚7分30秒
- 9×5cm
- 筆ペン(薄墨/墨)/デジタル
- B(明度)=0・50・100
1枚描いてみて
何とか形になる時間をもとに
1枚7分30秒と決めました


意識するポイント
白と黒の2色から
グレーが加わることで選択肢が増えます
どこをグレーにするか迷ったときは
何を見せたいのかを考えます
見せたいものが明確になると
どの部分にグレーを使うかも
判断しやすくなります
実際にやって分かったこと
白黒2色にグレーが加わると
表現の選択肢が一気に増えました
また白黒や白黒グレーに絞って描くと
何を描いているかだけでなく
明暗のパターンそのものにも
目を向けやすくなりました
粗密や視線の流れ
リズムや形のおもしろさに
集中しやすくなります
この段階で画面が目を引かなければ
色をつけても強い絵にはなりにくい
と感じました
3色目のグレーをどう使うか
実際に描いてみると
2つの明暗パターンを思いついて
どちらにするか迷うことがありました

ここで重要になるのが
目的と手段を一致させることです
たとえば
「空を見せたい」
という目的が明確なら
どちらのパターンにするか
判断しやすくなります

見せたいものが明確になる
↓
使う明暗を選びやすくなる
↓
鑑賞者も見やすくなる
という関係です
《質問》
3色目のグレーを使って
トンネルの出口を目立たせるには
どうすればいいでしょうか?

《答え》

こうしてコントラストを意識できるようになると
写真の明暗をそのまま再現するだけでなく
見せたいものに合わせて
明暗を再構成しやすくなりました
明暗だけでなく
色・描き込み・周囲の情報なども使って
主役を目立たせる方法を知りたい方は
同じ絵を使って、主役と周囲に差をつける方法を比較した作例も
参考にしてみてください
「墨」「薄墨」「水筆」で描く
この練習で身につけたいこと
墨の濃さを変えたり
水筆でぼかしたりして
白黒の中でも表現の幅を広げる練習です
ベタ塗りだけでなく
中間色やグラデーションも使いながら
明暗や焦点を考えます
練習の基本ルール
- 1コマ6分
- 9×5cm
- 筆ペン(墨/薄墨)
- 水筆

意識するポイント
水筆を使うと
つい色々な場所をぼかしたくなります
ただ
意図せずにぼかすと
かえって見づらい絵になってしまいます
どこを目立たせたいのかを考えて
ぼかす場所と
ぼかさない場所を使い分けます
実際にやって分かったこと
ぼかしを使うと
中間色を作ったり
距離感を表現したり
焦点を作ったりしやすくなりました
一方で
ぼかしを使いすぎると
筆致の技術や
明暗バランスの良し悪しが
分かりにくくなるとも感じました
作品として使う場合も
練習として使う場合も
目的に合わせて使う必要があると思います
水筆を使うとできること
グラデーション
グラデーションによって
視線の流れや方向性を作れます
中間色
白と黒の間に中間色を作ることで
コントラストに強弱をつけられます
ぼかし
目立たせたい場所以外をぼかすことで
焦点を作ることができます

ベタ塗りでは
明暗のパターンや輪郭が目立ちます
グラデーションを使うと
グラデーションの方向性が目立ちます
「茶」「グレー」「白」の3色で描く
この練習で身につけたいこと
クラフト紙の茶色を活かしながら
グレーと白を加えて描く練習です
「白」「黒」「グレー」の3色とは違い
明るい部分を白で描くことを意識します
練習の基本ルール
- 1コマ6分
- 9×5cm
- クラフト紙
- 筆ペン(薄墨)
- 色鉛筆(白)

意識するポイント
白い色鉛筆は
力加減によって濃さを変えられます
白を均一に塗るのではなく
目立たせたい場所に合わせて
強弱をつけます
実際にやって分かったこと
「白」「黒」「グレー」と
使う色数は同じ3色ですが
白を描くという点が大きく違いました
色鉛筆は力加減によって
グラデーションをつけられるので
焦点を作りやすいと感じました
「茶」「グレー」「黒」「白」の4色で描く
この練習で身につけたいこと
茶・グレー・黒・白の4色を使って
階調を増やしたときに
明暗の見え方や
使い分けがどう変わるかを考える練習です
練習の基本ルール
- 1コマ:7分30秒
- 9×5cm
- クラフト紙
- 筆ペン(墨/薄墨)
- 色鉛筆(白)

意識するポイント
茶・グレー・黒で
最低限の明暗を作ってから
目立たせたい場所に
白を使います
実際にやって分かったこと
黒を加えることで
明暗の差を作りやすくなりました
茶・グレー・黒の3色で
最低限の明暗を作って
白で焦点を作る方法が
一番使いやすいと感じました
ただ、今回の描き方では
白をベタ塗りにしていないので
厳密には
「白」「茶」「グレー」「黒」の
4階調とは言えないかもしれません
また階調を増やすほど
判断することも増えていくと感じました
3→5階調に明度を増やす
この練習で身につけたいこと
3階調で切り捨てた情報の中から
次に何を追加する必要があるのかを考える練習です
階調を増やしながら
情報の優先順位を考えます
練習の基本ルール
- 以前描いた「白」「黒」「グレー」に加筆
- B(明度)=25・75の2色を追加
- 1枚:7分30秒
前回使ったグレー
B=50を基準にして
それより明るいグレーか
暗いグレーかを判断して加筆します

意識するポイント
使える明度には限りがあるので
描きたい情報を
すべて追加することはできません
3階調で切り捨てた情報の中から
次に必要なものは何かを考えて
優先順位の高いものから追加します
実際にやって分かったこと
やってみると
情報の優先順位と
その根拠を考える練習になると感じました
一番見せたいものが決まっていないと
どの情報を追加するのかも
判断できません
5階調の練習の失敗例
最初から5階調くらいで
描こうとしたときは上手くいかず
結局
3→4→5→7階調と
少しずつ階調を増やしていきました

見た目で明るさを判断して
グレーを選んでいたため
明度差にメリハリがなく
いつ終わればいいのかも
明確ではありませんでした
また最初から5階調で描いたときは
写真の明暗を再現しようとしていましたが
途中で
何をしているのか分からなくなりました
振り返ると
画として「再現」したいのか
「再構成」したいのかを
混同していたことが
原因だったと思います
「再現」と「再構成」は
どちらも大切ですが
目的を混同すると
判断の基準が曖昧になります
ただ何となく手を動かすのではなく
何を目的に描くのかを
明確にする必要があると感じました
最小限の明度数を探す
この練習で身につけたいこと
自分が表現したいイメージを形にするために
必要な最小限の明度数と
形を探す練習です
これまでの明暗を単純化する練習と違い
使う階調数と
それぞれの明度を
自分で決めます
少ない階調に絞ることで
何を残して
何を省く必要があるのかを考えます
練習の基本ルール
- 1枚:15分
- 白~黒の無彩色で描く
- できるだけ少ない階調で描く
最初は4階調を目標にしましたが
難しい場合は
必要に応じて階調を増やしました


意識するポイント
使う明度を増やす前に
その明暗が
何を表しているのかを考えます
- 固有色なのか
- 陰影なのか
- 距離感なのか
また
自分が表現したい画に
本当に必要な情報なのかを考えます
実際にやって分かったこと
上手く描こうとするのではなく
短時間で
最小限の明度と形に絞って描くことで
この画で自分は
何を表現したいと思っているのかを
意識しやすくなりました
練習後に色を変えてみる
さすがに無彩色の練習に飽きてきたので
明度を整理したあと
フォトショップのカラーバランスを使って
元写真のイメージに近い色へ変換してみました
これがなかなか面白い


色を鍛える練習
カラー3~5色で描く→色数を増やす
この練習で身につけたいこと
最初に使う色を
3〜5色程度に絞って
色同士の関係を見ながら
必要な色を選ぶ練習です
いきなり色数を増やさず
少ない色から始めることで
一つひとつの色が
どんな役割を持っているのかを考えます
練習の基本ルール
- 最初の20分は3〜5色程度で描く
- その後10分で必要な色を追加する
- まずはスポイトを使わずに色を選ぶ

意識するポイント
色を単独で見るのではなく
隣り合う色と比べて考えます
- 明度は高いか低いか
- 彩度は高いか低いか
- 色相はどちらに寄っているか
何となく色を増やすのではなく
その色を加えることで
何を表現したいのかを考えます
実際にやって分かったこと
最初に色数を絞ることで
「意味のある色」を「自分の意思で選ぶ」
必要があると感じました
色は単独で決まるのではなく
隣に別の色が並ぶことで
関係が生まれます
その色同士の関係によって
立体感や
画面全体の印象
光の色なども変わります
少ない色で描こうとすると
何となく色を選ぶことができないので
色同士の関係を
より意識するようになりました
結局
光があたっている部分の色や
影の中の色など
明確な色の関係性の知識やイメージがなければ
適切な色を選べない
と思いました
スポイトを使って比べる
スポイトを使って
写真から色を拾ってみると
少し場所がずれるだけで
まったく違う色を拾うことがあります
そのため
どの部分の色を拾うのかを判断するにも
明確なイメージが必要だと感じました

スポイトを使わない場合は
自分の感覚でイメージに近い色を探し
スポイトを使う場合は
実際の色と自分のイメージした色との差を確認できます
両方を試すことで
自分が色を
どのように見ているのかも
確認しやすくなると感じました
関連する練習
同じように
最初は色数を絞って
必要な役割に合わせて
少しずつ色を増やす練習を
山を描く練習でも行っています
コピー用紙で作った山を鉛筆・白黒・限定色で段階的に描く練習をまとめた記事
もあります
4色で山を描くときの光面・影面・遠景の青みを整理した記事も
参考になると思います
窓からの景色を描く
この練習で身につけたいこと
外に出なくても
身近な景色を繰り返し観察して
色や明るさの変化を見る練習です
練習の基本ルール
- 作業部屋の窓から見える景色を描く
- 時間帯や天候が違っても同じ場所を描く
意識するポイント
前に描いたときと比べて
実際の景色の色や明るさが
どのように変化しているかを見ます
また
実際の景色と自分が描いた絵を比べて
色や明るさのずれ
自分が持っていたイメージとの違いも確認します
実際にやって分かったこと
同じ場所を繰り返し描くことで
一度だけでは気づきにくい
自分の描き方や判断の癖が
見えやすくなりました
実際の景色と
自分が描いた絵を比べることで
少しずつ
そのずれを小さくしていけると感じました
空を描いたとき
- 空を描くときは20分で終了
- 画材は透明水彩+白ガッシュ
僕の屋外スケッチで
特にハードルが高かったのが
空と雲でした
最初に塗る空が上手くいかないと
テンションが下がってしまいます
そこで
本番の屋外スケッチで
ガッカリしないように
久しぶりに屋外へ出る前に
作業部屋の窓から見える夕日を
描いてみました
雲も明るさも
どんどん変わるので
20分で強制終了です
5日くらい続けたころに
自分がいつも使う絵具の色や
完成した絵の明るさ
描き方や判断の癖にも
気づきやすくなりました
こうした違いは
同じ場所を定期的に描いたからこそ
気づけたのだと思います



景色を描いたとき
まだ屋外スケッチを
始める前のことです
水彩絵具に不慣れなまま
屋外で描き始めると
上手くいかず
嫌になってしまうと思ったので
まず絵具に慣れるために
作業部屋の窓からの景色を
定期的に描いていました
同じ場所でも
時間帯や天候が変わると
色や明るさが大きく変わるため
絵具に慣れるだけでなく
観察の練習にもなりました

人物と動きを鍛える練習
動画を使った人物クロッキー
この練習で身につけたいこと
短時間で人物を描きながら
細かい形より
動きの流れや重心を捉える練習です
人物をきれいに描くことより
まず
どんな動きをしているのかを
感じ取ることを意識します
練習の基本ルール
- クロッキー用の動画を使う
- 1分・2分・5分など短い時間で描く
- 細部まで描こうとしない
- 全体の流れや姿勢を優先する
本のポーズ集を使う場合は
自分で時間を測る必要がありますが
YouTubeには
決まった時間でポーズが切り替わる動画もあります
静止画像とは違い
モデルがポーズを保っていても
わずかな動きがあります
そのため
形そのものだけでなく
流れや重心も
感じ取りやすいと思います
タイマーを準備せずに始められるので
気軽に練習しやすいです
意識するポイント
短い時間では
細かな形をすべて描くことはできません
そのため
- 体全体の傾き
- 重心
- 大きな流れ
- 姿勢の印象
などから優先して見ます
形を正確に写すことより
人物全体から感じる
動きやリズムを捉えることを意識します
実際にやって分かったこと
短時間で繰り返し描くことで
自分が細部に意識を向けすぎていることにも
気づきやすくなりました
そこで
画材を変えてみると
描き方そのものが変わることがありました
太いペンを使ってみる
太めのペンを使うと
ボールペンなどの細いペンに比べて
細かな部分を描きにくくなります
そのため
細部を描き込みすぎず
形を省略しやすくなりました
つい描きすぎてしまうときや
いつもと違う描き方を
試してみたいときは
ペン先の太さを変えてみるのも
面白いと思います

形を簡略化して描いてみる
人物の形を
細かく追いすぎてしまうと思ったので
人体を単純な形として捉える描き方も
試してみました
『初めてのジェスチャードローイング』を参考に
人体を簡略化して描いてみると
細かな輪郭よりも
体全体の流れや姿勢を
意識しやすくなりました
『初めてのジェスチャードローイング』をAmazonで見る

練習に使った動画
僕が実際に使ったものを紹介します
練習結果をSNSに投稿するときは
利用条件を確認してください
GES DRAW PARTY
じぇすどろパーティ
1分・2分・5分と
時間ごとにポーズが切り替わるので
そのままクロッキーを始められます
静止画像ではなく
モデルの方が実際にポーズをとり
一定時間その姿勢を保つ動画です
写真を見て描く場合とは少し感覚が違うので
慣れないうちは
難しく感じるかもしれません
1分・2分・5分の人物クロッキー動画を見る|GES DRAW PARTY
New Masters Academy
人物デッサンや
絵の基礎を学べるオンライン講座です
メインは有料ですが
公式YouTubeでは
人物クロッキー用の静止画や動画
講師による描画デモを見ることができます
※New Masters Academyの動画には
人体デッサン用のヌードモデルを含むものがあります
静止画を使ってクロッキーする場合
New Masters Academyの静止画クロッキー用プレイリストをYouTubeで見る
着衣モデルがポーズをとっている
静止画像を使って練習できます
動画を使ってクロッキーする場合
New Masters Academyの動画クロッキー用プレイリストをYouTubeで見る
モデルが一定時間
ポーズをとっている動画を使って練習できます
上手い人の描き方を見る
練習を続けていても
なかなか上手くならないと
自分の描き方が
間違っているのではないかと
不安になることがありました
そんなとき
上手い人が実際に描いている動画を見ることで
どのくらいのスピードで
どこから描いているのかを
確認することができました
このプレイリストでは
クロッキー練習で使われているポーズを
New Masters Academyの講師が
実際に描いています
自分でも同じポーズを描いてから見ると
- どこから描き始めるのか
- 何を優先しているのか
- どこを省略しているのか
- 短い時間でどこまで描くのか
を自分の描き方と比べることができます
こうした違いを確認することで
目指したい描き方も
具体的になったと思います
上手い人の手の動きを見ることで
まずは
手を動かす速さや
力の入れ具合など
具体的な部分から
真似することができました
実際に真似してみることで
自分の中にあった
「こう描くものだ」というイメージが
大きく変わったように思います
下図は
動画の描き方を参考にしたもので
水で溶いた透明水彩を水筆に入れて描いています

電車スケッチ
この練習で身につけたいこと
実際の人物を短時間で観察して
姿勢やシルエット
動きの印象を捉える練習です
長く描けないからこそ
どこを見て
何を残して
何を省くのかを
考えます
練習の基本ルール
僕の場合は以下のように決めています
- 帰りの電車で描く
- 3駅分だけ描く
- 両隣に人が座っていないときに描く
描く条件をあらかじめ決めたことで
電車に乗ったときに
スケッチを始めやすくなりました

意識するポイント
短い時間ですべてを
正確に描こうとせず
- 姿勢
- シルエット
- 全身の流れ
- 仕草から受ける印象
などから
気になったものを拾います
完璧に描くことより
限られた時間の中で
何を見るのかを判断することを意識します
実際にやって分かったこと
最初は
見えたものをそのまま描いていました
その後
ジェスチャードローイングを参考に
練習するようになってから
足だけを描くのではなく
全身を描くようになりました


さらに
どんな仕草が
どんな印象を与えるのか
メモを取るような感覚で
描くようになりました
人物の形を写すだけでなく
仕草から感じたことまで
意識するようになったのは
僕にとって
大きな変化でした
実際の人物を描くときの配慮
電車などで
実際の人物を描く場合は
相手に不快感を与えないように
配慮する必要があります
たとえば
- じろじろ見続けない
- 個人を特定できるような絵をSNSに投稿しない
などです
明確なルールが
すべて決まっているわけではありませんが
「描かせてもらっている」
という意識を持って
周囲の人に配慮しながら
描くという考え方は
栗田さんの『CAFE SKETCH』を
参考にしています
『CAFE SKETCH』をAmazonで見る
まずどれから始めるか迷ったときの目安
ここまで見ても
どれをやるか迷ったら
まずは
「白」と「黒」の2色で描く練習から
試してみるのがおすすめです
使う色が2色だけなので
考えることを絞りやすく
短い時間でも始められます
ただ
人物を描きたい
色を使いたいなど
今やってみたい練習があるなら
そちらを選んで大丈夫です
最初から
自分に合う練習を決める必要はありません
まずは1つ選んで
15分くらい試してみて
やりにくければ
別の練習に変えてみてください
次の一歩
実際に手を動かしてみると
分からないことや
もっと知りたいことも
見つかってくると思います
そのとき
そもそも何を学べばいいのか整理したい場合は
絵を描くために必要な知識の全体像を整理した記事で
自分に必要な知識を探せます
特定の分野を本で深く学びたい場合は
絵の勉強におすすめの本を難易度・読む順番つきでまとめた記事から
目的に合った本を探せます
練習する
↓
分からないことを見つける
↓
必要な知識を調べる
↓
もう一度試す
この繰り返しで
少しずつ自分に必要な練習や知識も
分かってくると思います