ただの線にしか見えない

接地してる部分の隙間の厚みにも変化はあるだろう
世の中に、ただの細い直線なんて
ほとんどないんだよ

と社長に指摘されてから
溝引きで単調な細い直線は
ほとんど引いた覚えがありません

筆の溝引きで細い直線が引けるまでは
ひたすら「細く」「まっすぐ」引くことしか
頭にありませんでした

きれいな細い線が引けるようになって
天狗になっていたのかもしれません

「絵を描いている」というよりは
図面を引いている感覚だったと思います

同じ溝引き技術でも
ただの細い線を引こうとしているのか
隙間や溝なんかを表現しようとしているのかでは
意識していることが全く違うので
線の説得力や面白味が全然違います

今まで線やタッチについて
特に意識したことがなかったという方は
自分が引いている線やタッチは
何を表現しようとしているものなのか
明確にイメージしながら描いてみてください

それはきっと見ている人にも伝わると思います

 

 

ポスターカラーの溝引きのコツが知りたいという方は
以下の動画 約15分です

https://www.youtube.com/watch?v=t-f3JYOAbi8