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「コントラストが弱かった」原因とその対策

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自分で描いた絵について
・影が弱い
・コントラストが弱い
・もっとメリハリのある絵が描けるようになりたい
なんて悩んだことはありませんか?

僕はアニメ背景会社に就職した当時
何を描いても
・影が弱い
・コントラストが弱い
・青空なのに影が弱くて、くもりの景色に見える!
と言われました

どうしたら直ったかというと
彩度の高い色が使えるようになったら
コントラストが弱いとは言われなくなりました

原因は「明暗のコントラストが弱い」だけでなく
全体的に彩度が低くい
グレーっぽい色を使っていたので
コントラストが弱く見えた
ということだったんです

コントラストが弱いと言われた理由

今思えば
コントラストが弱いと言われた理由は次の3つでした

・全体的にグレーっぽくてコントラストが弱く見えた
・単純に暗部の暗さが足りなかった
・曇りの多い地域で生まれ育ったから

どうしたら直ったかというと
①②については
混色で彩度の高い色が作れるようになったら解決しました
結局この2つは同じ「彩度不足」が原因だったんだと思います

③に関しては
本当に絵に影響があるのかわかりませんが
そんなこともあるんだなと考えると気が楽になりました
具体的には影を強めにすると意識したくらいです

順に説明していきます

全体的にグレーっぽくてコントラストが弱く見えた

僕は当時
混色が苦手で
何を根拠に色を選んで混色すればいいか
まったくわかりませんでした

作りたい色に近くなるまで
手当たり次第に色を混ぜていたので
いつも全体的に彩度が低い
グレーっぽい色になっていました

全体的に彩度が低いグレーっぽい絵なので
コントラストが弱く光の色を感じない
くもりっぽい絵になっていたんだと思います

特に暗い色に関して
色味を感じるような彩度の高い色を作るように気を付けたら
光や影の色を感じることができるようになり

コントラストが強く感じられるようになりました

グレーっぽい色の具体例

下の図で
明るい色と暗い色のコントラストを見比べてください
暗い部分の色は
1色または2~3色の混色で作っています

彩度が低いグレーっぽい影色とは
③のような感じです
赤青黄を均等に混ぜているので彩度が低く
赤っぽいとか青っぽいとか
具体的な色味を感じません

③は彩度が低く色味を感じないので
「明度のコントラスト」しか意識できませんが

①②は色味を感じるので
明度のコントラストだけでなく
「色相のコントラスト」:どれだけ色味が違うか
「彩度のコントラスト」:どれだけ彩度が違うか
も意識することができます

僕の新人時代の絵は
全体的に彩度が低かったので
色相と彩度のコントラストを
利用できていないぶん
光や影の色味を表現できず
影が弱い、曇りの絵のようだ
と言われたんだと思います

色味のある色が作れるようになった混色方法

どうやって彩度の高い色を
混色で作れるようになったかと言いうと

上図のように
赤青黄の3原色の混色で色を作るようにしたら
彩度の高い色を作れるようになりました

それまでは
やみくもに色を混ぜているだけだったので
茶色や緑などの中間色も使って
色を調整していましたが

使う色を3原色に絞ることで
もうちょっと「赤っぽい」とか
「青っぽい」とか「黄色っぽい」という3択で
微妙な色を表現できるようになったので
色を作るのが早くなりました

慣れてきたら
3原色を使わなくても
作りたい色が自在に作れるようになりました

単純に暗部の暗さが足りなかった

当時の僕は
影色にも色味を感じる
きれいな色を使いたいと思っていました

しかし彩度が低い色しか作れなかったため
どうしても暗さがたりない
中途半端な色しかつくれなかったんです

彩度の高い暗い色が作れるようになったら
暗くても色味を感じることができるので
影にしっかりした暗い色を使えるようになりました

それでも初めのうちは
彩度の高い暗い暗い色を使うのが怖くて
一番暗い部分に使う
黒に見えないギリギリの暗い色を
慎重に選んでいたのを覚えています

曇りの多い地域で生まれ育ったから

僕は新潟出身なんですが
大学進学で東京に出たときに
「新潟病」という話を聞きました

どうやら新潟は曇りが多いため
日照時間が短く
転勤で新潟に住み始めた人が
うつ病になってしまうことがあるという話です

新潟で生まれ育った僕としては
特に曇りが多いとは思っていませんでしたが
生まれ育った環境によって
描く絵に影響が出てもおかしくはないと思います

例えば僕の生まれ育った家からは
遠くに山が見えるので
山を描いてくださいと言われたら
多分、大きな空と遠景の山を描きます

もし山の近くで育った人は
近景の山を描くかもしれません

昔見たドキュメンタリー
「もののけ姫はこうして生まれた」で
宮崎駿さんが
東北の人と九州の人では描く雲が違う
と言っていたような気がします

いくら参考を見て描いたとしても
無意識に見慣れた雲の影響を
受けてしまうのかもしれません

まとめ

僕が「影が弱い!」と言われた理由は

・全体的にグレーっぽくてコントラストが弱く見えた
・単純に暗部の暗さが足りなかった
・曇りの多い地域で生まれ育ったから

赤っぽい青っぽい
といった色相や明度は
絵の初心者にとっても
違いがわかりやすいんですが
彩度に関しては分かりにくいです

初心者の中には
部分的に彩度が高すぎたり
低すぎたりしていても
違和感を感じない場合もあります

特に絵具の場合は
彩度を数値で確認できないので
理解しにくいです

なので初心者は
明度のコントラストが十分だとしても
彩度不足のため
コントラストが弱く見えるということに
気付きにくいのだと思います

もし自分の絵にメリハリがないとか
色幅が狭いと感じる人は
神絵師と呼ばれる人の作品を集めたフォルダ内に
自分の作品を入れて
サムネイル表示してみてください
同じ画面に一括表示すれば一目瞭然です

彩度やコントラスト
使っている色の幅など
多くの違いに気付けるかもしれません

まぁ初心者は
それでも具体的な点まで気付けないことも多いので
可能なら信頼できる人に
アドバイスをもらってください

もし「影が弱い」や「コントラストが弱い」と言われた人は
明度だけでなく「色相」「彩度」についても考えてみてください
原因は「明度のコントラスト」だけではないかもしれません